平成29年度第3回常任理事会 議事録

日時 :平成30年1月23日(火)15:00~16:35
場所 :耐火物技術協会 会議室 
出席者(敬称略):
金重会長,後藤副会長,伊熊副会長,太田副会長
(常任理事) 江口,大庭,大矢,小形,加藤,金子,
齋藤,竹内,中野,中村,仲村,難波,橋本,藤井,水摩,細田 【出席常任理事20名】/【委任状12名】
(監事)南波,浅野 (事務局)吉井,小林,磯尾<記>
【議事内容】
*常任理事会の成立確認
常任理事38名中出席者20名と委任状提出12名。会議の成立が報告され,金重会長が本常任理事会の成立を宣言した。

1) 平成29年耐火物技術協会協会賞
・資料に基づき, 金重会長より、功労賞候補2名、功績賞候補3名、貢献賞候補1名、優秀技術者賞候補5名の説明があり、大矢編集委員長より、若林論文賞候補4件、福井進歩賞候補2名、技術報告賞候補2名の説明があり、全会一致で承認された。
【功労賞】(2名)
加山恒夫 氏  元 黒崎播磨(株) 技術研究所 所長
太田敏孝 氏  名古屋工業大学 教授

【功績賞】(3名)
小形昌徳 氏   品川リフラクトリーズ(株) 執行役員 東日本工場長兼湯本製造部長
田中雅人 氏   黒崎播磨(株) 技術研究所 第一研究センター長
筒井康志 氏  新日鐵住金(株) 設備保全技術センター無機材料技術部(和歌山駐在) 主幹

【貢献賞】(1名)
岩口 勉 氏  (株)SNリフラテクチュア東海
代表取締役社長
【優秀技術者賞】(5名)
中澤義隆 氏  黒崎播磨(株) シニアマネージャー
大津勝人 氏  AGCセラミックス(株) 開発センター 
亀川文章 氏  (株)セラテクノ 備前工場 製造室長
入江 潤 氏  品川リフラクトリーズ(株)西日本工場 岡山製造部
金子継之進 氏 黒崎播磨(株)不定形事業部八幡不定形工場 シニアマネージャー

【若林論文賞】(論文4件)(著者敬称略)
◎溶鋼連続鋳造用浸漬ノズルの新しい形状設計
:耐火物 Vol.69 [2] 58~66
黒崎播磨(株) 溝部有人,立川孝一,栗栖譲二,植木正憲
◎炭化ケイ素基板と溶融Fe-4.3mass%C合金との反応
:耐火物 Vol.69[4]172~179
大光炉材(株) 奥野浩英,深見直孝
九州工業大学大学院 磯田祐世
九州工業大学 篠崎信也
◎アルミナ質不定形耐火物のCaO-6Al2O3の生成と有効破壊エネルギー評価
:耐火物 Vol.69[5]223~228
京都工芸繊維大学 [院] 太田幸佑, Khajornboon JIRAPRABH,塩野剛司
◎可とう性チタン酸アルミニウムセラミックスの微構造
:耐火物 Vol.69[8]362~369
名古屋工業大学先進セラミックス研究センター 太田敏孝,安達信泰,石澤伸夫
名古屋工業大学工学部 本田沢雄
ENSCI - Centre Européen de la Céramique  Alexandra DONCIEUX, Guillaume SAUGET, Jean PATRICK, Laurent SOUM, Marc HUGER

【福井進歩賞】(2名)
森本喜久  品川リフラクトリーズ(株) 技術研究所
牧野太郎  黒崎播磨(株) SN工場

【技術報告賞】(2名)
武藤大夢  伊藤忠セラテック(株)
牧野太郎  黒崎播磨(株)

2)2017年度耐火物研究助成金選考委員会報告
・大橋選考委員長の代行で、細田専務理事が資料に基づき報告し,原案どおり承認された。
なお,8件の応募の内,6件の候補が選考され,落選した2件は公表はしないとの説明があったが,理事会で承認するには落選理由の概略説明が必要との意見があり,今後,検討することとなった。
   ⇒本件は,耐火物協会定期総会(1月29日開催)を経て,決定した。(本会報前項に掲載)

3)会務・事業部門報告
i)平成29年度第1?3四半期会務・会計報告
・資料に基づき,会員内訳は金重会長,その他は後藤副会長から順次報告され,異議等はなく,原案どおり承認された。
ii)平成29年度第4四半期,平成29年度決算予想および事業部門報告
・資料に基づき,後藤副会長から順次報告され,異議等はなく,原案どおり承認された。

4) UNITECR2019実行委員会報告
・前田UNITECR事務局長が資料により活動報告した。
Principal Member (中国、インド、ヨーロッパ)による開催を10年に1回とした前回の報告については、
IEB会議で開催要件を2年間で検討することになったことと,今年の10月にIEB会議開催を調整中であることとのこと。
プログラム小委員会では,各社に対し,ある程度の発表割当てを必要と考えているので協力をお願いするとのこと。
募金小委員会では,各企業・団体を訪問する募金活動を1月から開始予定で,目標12百万円とのこと。

5)本部委員会報告
(企画委員会):難波委員長が口頭により,会費の改訂後の動向について報告した。
現状の調査結果から,脱会見込みが3.6%で想定した3%とほぼ同レベルであること,WEB会員が78%となる見込みとのこと。
また、WEB化コストダウンと,賛助会員の会費値上げで,収入が約310万円アップし,赤字対策が達成できる見込みとのこと。
(機関誌編集委員会):特になし。
(標準化委員会):事務局小林から資料により,標準化委員会の活動状況が報告された。
ISO/TC33総会報告で中国のISO提案が急増している件について,橋本常任理事より製品(ファイバー)のISO化の情報があり,内容が製品か評価(試験法)のどちらか質問があり,評価のISO提案との回答があった。

6)専門委員会・研究会報告
(鉄鋼用耐火物専門委員会):大庭委員長より口頭報告があり,第5回専門委員会(開催:11/20-21,北九州国際会議場)について,発表件数24件,講演会参加者156名,交流会123名参加とのこと。
次回は,TYK担当で,加藤常任理事より,岐阜県で実施する予定であるが,2回目は未定との説明があった。
(原料専門委員会):前委員長の松永氏が人事異動で海外赴任したため、水摩氏が後任となるとの挨拶があった。
(セメント用耐火物研究会):特になし。
(環境と耐火物研究会):仲村主査が資料により、第16回環境と耐火物研究会(開催:10/12,日本教育会館)の開催状況を報告した。次回の幹事会は4/24に開催するとのこと。

7)支部報告
(九州支部):(代)細田専務理事から資料により活動状況の説明があった。昨年,秋季合同研究発表会(日本セラミックス協会九州支部主催)を共催したが,次回からは共催をやめるとのこと。
(中国四国支部):斎藤支部長が,資料により,行事報告および今後の予定(支部総会等)について報告した。
(近畿支部):特になし。
(東海支部):藤井支部長より,見学会(32名参加)を実施したこと,耐火物誌1月号に見学会の記事を掲載したことについて等の報告があった。
(東部支部):小形支部長より,4月から支部長が黒崎播磨と交代となるが,UNITECR会場運営小委員会委員長は引き続き品川が担当するとの報告があった。

*以上の全体議事に対してさらなる質問・異議等はなく,本常任理事会の討議内容は了承された。