用語読み方意    味対応英語
マグクロクリンカーまぐくろくりんかーマグネシア・クロムクリンカーの略称。マグネシアとクロム鉱石の微粉混合原料を焼成し得られるクリンカーのうち,マグネシア成分が50%以上のもの。magnesia-chrome clinker
マグドロクリンカーまぐどろくりんかーマグネシア-ドロマイトクリンカーの略称。MgO/CaOモル比をMgO過剰として使用目的に応じて組成比を調整し焼結あるいは電融で製造するクリンカー。magnesia-dolomite clinker
マグドロれんがまぐどろれんがマグネシア-ドロマイトれんがの略称→マグネシア・ドロマイトれんがmagnesia-dolomite brick
マグネサイト(菱苦土鉱)まぐねさいと(りょうくどこう)炭酸マグネシウム(MgCO3)を主成分とする鉱物。焼成し,マグネシアクリンカーとして塩基性耐火物の原料とする。magnesite
マグネシア(苦土)まぐねしあ(くど)酸化マグネシウム(MgO)のことで,鉱物名はペリクレース。耐火物,触媒,吸着材,医薬品原料として用いられ,代表的な塩基性耐火物材質である。magnesia
マグネシア・カーボン質耐火物まぐねしあ・かーぼんしつたいかぶつ焼結や電融マグネシアに数〜数10mass%の黒鉛を配合し熱硬化性樹脂を結合材とした耐火物。「マグ・カーボン」と略称される。 主に転炉,電気炉,二次精錬炉などに用いられる。magnesia-carbon refractories
マグネシア・クロム質耐火物まぐねしあ・くろむしつたいかぶつマグネシアクリンカーとクロム鉱石を主原料としたMgO 50%以上の塩基性耐火物。マグクロ質耐火物とも呼ばれる。セメントロータリーキルン用や製鋼用のVOD鍋,RH真空脱ガス炉,AOD炉などに用いられる。MgOが50%未満のものはクロム・マグネシア質又はクロ・マグ゙質耐火物という。magnesia-chrome refractories/ magnesite-chrome refractories
マグネシア・スピネル質耐火物まぐねしあ・すぴねるしつたいかぶつマグネシアに電融又は焼成して製造したマグネシア系スピネル(一般的にはMgO・Al2O3)を組み合せた耐火物。主にセメントロータリーキルン用でクロムフリー材質として使用が拡大傾向にある。magnesia -spinel refractories
マグネシア・ドロマイトれんがまぐねしあ・どろまいとれんが合成マグドロクリンカー,またはマグネシアクリンカーとドロマイトクリンカーを主原料としたれんが。 通称「マグドロれんが」と略称される。 二次精錬炉(ADO,LF)などに用いられる。magnesia-dolomite brick/ magnesite-dolomite brick
マグネシアクリンカーまぐねしあくりんかーマグネシア(MgO)を主成分とするクリンカーで代表的な塩基性耐火物原料。 天然(マグネサイト)と人工(海水マグネシア)に由来の2種がある。 単独,または黒鉛,クロム鉄鉱,アルミナなどと組み合せて広く利用されている。magnesia clinker/ magnesite clinker
マグネシア質耐火物まぐねしあしつたいかぶつマグネシアクリンカーを主原料とした代表的な塩基性耐火物。定形としては焼成品と不焼成品があり,主に製鋼炉,ガラスタンク窯蓄熱室チェッカーに利用され,不定形耐火物としては転炉の熱間吹付け補修材,電気炉炉床スタンプ材などがある。magnesia refractories
マグネシオフェライトまぐねしおふぇらいとマグネシアと酸化鉄のスピネル型鉱物,MgO・Fe2O3マグネシアクリンカー中に不純物として存在する。magnesioferrite
曲げ強さまげつよさ曲げ強さ試験における材料破壊時の最大曲げ応力。modulus of rupture/ cross-bending strength/ transverse strength/ flexural strength
曲げ強さ試験まげつよさしけん材料の機械的強さの一つである曲げ強さを測定する破壊試験。単に曲げ試験ともいう。 角柱状試験片を2個のロールで支え,上部中央から1個(3点曲げ)または2個(4点曲げ)のロールで荷重をかけ,破壊までの最大荷重×スパン(支点間距離)を試験片の断面モーメントで除して表す。単位はMPa又はN/mm2。耐火物では3点法による試験法がJISに規定されている。bending strength test/ bending test
まさ積みまさづみ→たて積みsoldier course
マッシュルームまっしゅるーむ転炉底吹周囲に形成される酸素および冷却ガスの通気孔を有する適当サイズの凝固鉄。 これが羽口周りの耐火物の保護層となる。mushroom
マットまっと銅製練で自溶炉で発生する溶融硫化物matte
マッドガンまっどがん高炉の出銑口にマッド材を充填して出銑を停止させるための装置。mud gun
マッド材まっどざい高炉出銑口の閉塞用材料。 結合材からタール系とレジン系に大別される。 →出銑口閉塞材taphole mix/ taphole clay/ taphole mud
マッフルまっふる燃焼ガスや火炎を直接被熱物に接触させないため炉内に設けた耐熱金属製または薄い耐火物の隔壁。muffle
マッフル窯/マッフル炉まっふるがま/まっふるろマッフル(隔壁)を備えた間接加熱炉。衛生陶器やほうろうの焼成,陶磁器の上絵焼きなどに使用される。muffle furnace
マトリックスまとりっくす耐火物の組織を表現する用語で,骨材の周囲の微粉や結合材からなる連続した結合相(→ボンド)。matrix
摩耗まもう炉内の装入物や高速で流動する固体粒子の衝突,溶銑や溶鋼の流動などの機械的外力の作用による重量減少を伴う耐火物の損傷。abrasion
マラーミキサーまらーみきさー攪拌ローラー(マラー)が皿型容器(パン)の底に接触しないように吊り下げられている混練機。このためにパンに入れた混練物は,それ以上粉砕されることなく混合される。muller mixer
マランゴニ効果まらんごにこうか耐火物からの成分の溶出と溶融物中への拡散により接触角,表面張力が変化するために,耐火物と接触する溶融金属と溶融スラグとの界面が波状に変動を継続する現象。局所的な損耗を起こす。marangoni effect
マンホールまんほーる炉内の点検,補修時などに人が出入りするための炉の開口部manhole
見掛気孔率みかけきこうりつ開口気孔容積の外形容積に対する百分率。耐火れんがについては測定方法がJIS R 2205に規定されている。apparent porosity
見掛比重みかけひじゅう材料の質量を,その見掛容積と同じ容積を持つ4℃の水の質量で割った値。耐火れんがについては測定方法がJIS R 2205に規定されている。apparent specific gravity
見掛容積みかけようせき密閉気孔を含んだ材料の容積。apparent volume
ミキサーみきさー1) 原料や製品を乾式または湿式で均一に混合,混練する機器。 2) →混銑炉mixer
水糸みずいとれんが積みを正確な場所に,正確なレベルで,正確な寸法に行うために張る糸で,この糸にれんがのりょう(稜)あるいは面を合せて積む。level line string
水ガラスみずがらすけい酸アルカリ塩の濃厚水溶液。 一般的にはけい酸ナトリウムを指すことが多く,SiO2/Na2Oモル比 2〜4。耐火物のバインダーの一種。water glass
水盛りみずもり水槽とゴム管とガラス管から成るレベル出し器具。water level
水養生みずようじょうキャスタブル耐火物硬化時の発熱反応による水分の逸散を防止するため,施工面に散水したり,濡れむしろをかぶせたりすること。water curing
ミックスみっくす1) 製品を作るための原料混合物。2) 不定形耐火物製品。mix
密度みつど単位容積当りの物質の質量。density
密封気孔みっぷうきこう→密閉気孔。closed pore
密閉気孔みっぺいきこう材料中に孤立して存在し,外部とつながっていな気孔。密封気孔,閉気孔ともいう。closed pore
密閉気孔率みっぺいきこうりつ密閉気孔容積のかさ容積に対する百分率。closed porosity/ sealed porosity
迎えとろむかえとろ壁積みの最後のおさめれんがやアーチの攻めれんがを挿入するとき,挿入れんがの接面にモルタルを塗るほか,既に積まれたれんが内接面にもモルタルを塗っておくこと。buttered joint (mortar)
無機質繊維むきしつせんい天然品の石綿,人工品のガラス繊維,スラグウール,セラミック繊維など無機材質繊維の総称。 断熱材のほか建材,複合材料の強化材として利用されている。inorganic fiber
むくりむくり→迫り上がり。arch rise
ムライトむらいとAl2O3-SiO2系の安定的固溶体鉱物。 通常は化学組成 3Al2O3・2SiO2を指すことが多い。 粘土質原料やシリマナイト族鉱物の焼成で生成し,Al2O3-SiO2系耐火物や陶磁器の構成鉱物として重要である。また合成ムライトを耐火物原料とする。mullite
ムライト質耐火物むらいとしつたいかぶつムライトを主構成鉱物とした高アルミナ質耐火物。熱膨張が比較的小さく,耐スポーリング性に優れる。mullite refractories
目荒らしめあらしキャスタブル耐火物やプラスチック耐火物などを2回以上に分ける打ち継ぎ施工の際にできる継目を無くすため,境界面をフォーク状の工具で引っかいて荒らすこと。blocking chisel
目地めじれんが積み施工時のれんがとれんがの接合部分のこと。通常耐火モルタルで充填接合する。joint
目地押しめじおし積み終わった耐火れんが積みの目地を目地ごてで押え,あるいはモルタルの不足している場合は補填することをいう。joint shoving
目地ごてめじごて目地押しに用いるこて。jointer
目地しろめじしろれんが積みにおける隣り合うれんがとれんがの間の寸法。jointing space
目地モルタルめじもるたるれんがを積む場合のれんがとれんがを接合する目地材料で,通常耐火モルタルが使用される。jointing mortar/ jointing material/ jointing cement
メタカオリンめたかおりんカオリナイトなどのカオリン鉱物を500-600℃で脱水した無水物。metakaoline
メタルクラッド/メタルケースめたるくらっど/めたるけーす 塩基性不焼成れんがの表面を鋼板で被覆したもので,低温時の強度補強や高温時溶融してれんが間の接合をよくするために行う。スチールクラッドともいう。metal clad / steel-clad
メタルラインめたるらいん主に高炉の出銑樋や溶銑鍋の溶融金属により損耗する部位のこと,また,溶融金属に接触する部位に施工されたゾーン全体の総称。metal line
モジュールもじゅーるセラミックファイバーの製品形態のひとつで,積層したブランケット(フェルト)を所定の形状に切断,あるいは折り曲げて所定の寸法に切断し定形品としたもの。ブロックともいう。module
持ち出積みもちだしづみ上段のれんがが下段のれんがより突き出でるようなれんがの積み方。corbel
モノリシック耐火物ものりしっくたいかぶつ目地,継ぎ目のない一体構造となる耐火物の意味で,不定形耐火物を指す。→不定形耐火物monolithic refractories
桃ごてももごてれんがごての一種。trowel
モルタル注入もるたるちゅうにゅう各種工業炉の炉壁耐火物の損傷によって生じる局部過熱(ホットスポット)の防止対策として,耐火物と鉄皮の間隙や耐火物の間隙にモルタルを圧入して炉内ガスの漏洩対流を止めること。injection of mortar
モンチセライトもんちせらいとCaO・MgO・SiO2の化学式で表されるオルソけい酸塩。マグネシア質耐火物,ドロマイト質耐火物やMgO含有スラグ中に生成する。monticellite
モンモリロナイトもんもりろないとAl4Si8O20(OH)4・nH2Oの化学式で表され,一般にAlの一部がMg,Feで置換された粘土鉱物で,ベントナイトの主構成鉱物。montmorillonite
焼きせっこうやきせっこうせっこう(二水和物)の結晶水の一部を仮焼脱水して得られる硫酸カルシウムの1/2水和物(半水せっこう)。水和硬化性を有し,主として建築用,型材用。鋳込み耐火物用型材用で使用される。plaster of Paris / calcined gypsum/ plaster
ヤング率やんぐりつ弾性率のひとつで,普通Eで表される縦弾性率をいう。物体は弾性限界内では応力(σ)とひずみ(ε)とは比例し,この比例定数を弾性率とよび,縦方向の伸長または圧縮に対する縦弾性率のこと。E=σ/ε。Young's modulus
湯当たりゆあたり溶融金属容器の底部に設けられ,注入される溶融金属が当たる部分。他の敷部の耐火材に比べて耐用性を高めた材が用いられたり,厚めに施工される。impact zone / impact area
U.L.C.C.ゆーえるしいしい超低セメントキャスタブルの略。一般のキャスタブル(CC)に対しセメントの配合量を大幅に少なくしたキャスタブル。ASTMの規格ではセメント含有量が含まれるCaOの量(mass%)で1.0>CaO>0.2の範囲のものを指す。ultra low cement castable
融剤ゆうざい原料中に微量存在するか,または添加により液相の生成温度を低下させる物質。flux
遊離水分ゆうりすいぶん含水率で表わされ,常圧, 110℃に耐火物を保持したときに蒸発する水分。それより高温で失われる結晶水とは区別される。free water
遊離炭素ゆうりたんそ1)タール,ピッチ成分中の有機溶媒不溶分。2)SiCなどの化合炭素以外の黒鉛やガラス状炭素として遊離している炭素をいう。free carbon
湯溜り(高炉の)ゆだまり高炉の朝顔部と炉底部の間をいい,溶銑や溶滓が溜まるところ。上部には送風羽口,下部には出銑口,出滓口がある。hearth
ユニショベルゆにしょべる転炉などの内張り耐火物の解体機。uni-shovel
羊かんようかん並形れんが(230×114×65mm)の幅(114mm)を約半分に縦割したような形状のれんが(230×57×65mm)。soap shaped brick
溶滓樋ようさいどい出銑口から溶銑とともに流れてきた溶滓(スラグ)がスキンマーで分離されてから,ドライピットに導くための樋。ノロ樋,スラグ樋とも言う。slag runner
溶射材料ようしゃざいりょう高温の火炎中で溶融され,炉壁に付着し,施工体となるように原料の化学成分・融点・粒度等を調整混合された比較的細かい粉体状混合物。flame gunning material
溶射法ようしゃほう耐火物の分野では,被溶射物の表面に溶射ガンを用いて加熱,溶融した被覆材料を吹付けて被覆する方法。主として酸素-プロパンが熱源として採用され,炉の補修技術として適用されている。thermal spraying/ flame gunning/ lavaflame
養生ようじょう耐火モルタルやキャスタブル耐火物などの水硬性又は気硬性施工体を硬化させるため,一定時間温度や湿度などの周囲条件を調整する工程のこと。curing/ ag(e)ing
溶銑樋ようせんどい出銑後の溶銑と溶滓とを分離した後に溶銑を流通させる樋。iron trough
溶銑鍋ようせんなべ溶銑を高炉の樋より製鋼炉に運ぶための容器で,台車で運搬される。一時貯蔵と運搬を主とする装入鍋(溶銑取鍋)と,運搬中に溶銑の脱硫,脱燐処理などを行う溶銑予備処理鍋がある。hot metal ladle
溶銑予備処理ようせんよびしょり溶銑を転炉で精錬する前工程として溶銑鍋や混銑車(トピードカー)中で,脱硫や脱燐処理を行うこと。脱硫の場合には石灰,カーバイドなどの脱硫剤を,脱燐の場合には,事前にミルスケールなどで脱けい後,脱燐剤として石灰系またはソーダ系フラックスを添加する。脱燐の場合には酸素の吹込みを行う。pretreatment of hot metal
溶損ようそん耐火物などの材料が高温下で,化学的あるいは物理的に侵食されて寸法を減らすこと。→侵食wear
溶融アルミナようゆうあるみな電融アルミナともいい,アルミナ原料を電気炉で溶融凝固させ,粒状・粉状にしたもの。研磨材用,耐火物原料。fused alumina
溶融鋳込みようゆういこみ電気炉で溶融した耐火材料を鋳型の中に注入する製造方法。fusion casting
溶融鋳込み耐火物ようゆういこみたいかぶつ電気炉で溶融した耐火材料を鋳型の中に注入し製造された耐火物。れんがを特に電鋳れんがという。fusion-cast refractories
溶融シリカ耐火物ようゆうしりかたいかぶつ溶融シリカを主原料とした耐火物。非常に熱膨張率が小さく耐熱衝撃性が高いため,予熱しないで急激に熱をうける浸漬ノズル等に用いられる。fused-silica refractories
横おちよこおち→横迫りれんがarch brick
横迫(ぜ)りれんがよこぜりれんが主としてアーチや円筒形炉壁の築炉に使用するくさび形れんがで,並形れんが(230×114×65mm)の小口(114×65mm)の両端片の寸法が異なる形のれんがをいう。横おちともいう。arch brick
予熱帯よねつたいトンネルキルンやロータリキルンなどの連続式窯炉で被焼成物が送入される初めの部分で,燃焼ガスにより,水分・低温揮発分の除去と場合により結晶水も除去する部分。セメント焼成用SPキルンではSP塔内で予熱を行う。preheating zone/ precalcining zone
よろい積みよろいづみ傾斜面をれんがを少しずつずらして積むれんが積み方法。notched bond
ライズらいずアーチ内面の最低の部分と最高の部分との垂直距離。むくりともいう。rise
ライダーアーチらいだーあーちガラス槽窯の蓄熱室にあり,格子積みを支える一連のアーチをいう。こうがい迫りともいう。rider arch
ライニングらいにんぐ溶銑,溶鋼やセメントなどの内容物の漏洩防止,内容物による損傷防止のために窯炉に耐火物や断熱材料で内張りすること。また内張りされたもの。lining
ラミネーションらみねーしょんれんが成形時,ラミング材施工時や吹付け施工時に生ずる層状組織の方向性欠陥(普通,加圧方向に垂直)。lamination
ラミングらみんぐランマーでプラスチック耐火物やラミング材を打込み施工すること。ramming
ラミング材/ラミング耐火物らみんぐざい/らみんぐたいかぶつランマーで打込み施工する不定形耐火物。練り土状のプラスチック耐火物に比べ耐火粘土,粘結材,湿分が少なく,容積安定性を高めた材料で,熱の影響でセラミックボンドを形成し強度を出す。特に製鋼炉炉床で使用。スタンプ材ともいう。ramming material/ ramming refractories/ ramming mix
ランスらんす1) 精錬促進のために転炉や二次精錬炉などに装入された高圧酸素を吹込む管のこと。2)パウダーインジェクション用として溶銑の脱燐処理のために,石灰などを溶銑に吹込むもの,脱硫のために溶銑や溶鋼に石灰などを吹込むものなどがあり,搬送用窒素ガスで冷却された芯金パイプがキャスタブルで被覆された構造となっている。lance
ランマーらんまープラスチック耐火物やラミング材を打込み施工する可搬式の施工具。手ランマー,エアーランマーまたはモーター(電気ランマー)で作動するものなどがある。rammer
陸迫(ぜ)りりくぜり下面あるいは上下面が平らなアーチれんが構造。ジャックアーチともいう。(ろくぜり)jack arch
立方晶窒化ほう素りっぽうしょうちっかほうそ窒化ほう素の高温高圧相。c-BNと略記される。ダイヤモンドに次ぐ硬さを持ち,高温硬さに対する安定性に優れる特性を有す。難削材の研削・切削用の砥粒原料。cubic boron nitride
リテイナーりていなーロータリーキルンの稼働中のれんがの移動とか,重量の支持,補修の対策のためのれんが止め金物。retainer/ brick stopper
リバウンドりばうんど不定形耐火物の吹付け施工時の材料のはねかえりのこと。rebound
リブアーチ天井りぶあーちてんじょう→歯車式天井ribbed roof
リボンドれんがりぼんどれんが電融粒を主原料とした焼成れんが。狭義には電融マグクロクリンカーを原料とし高温焼成したれんが。セミリボンドとは原料の一部分に電融クリンカーを用いたもの。rebonded brick
粒界りゅうかい組織を構成する粒子が互いに接してつくる境界。grain boundary
粒径りゅうけい粒子直径の大きさ。particle size
粒度りゅうど粉粒体の細かさの程度。grain size
流動化剤りゅうどうかざいスラリーの流動性を高めるための添加剤。plasticizer
粒度調整りゅうどちょうせい必要とする組織が得られるように種々の粒径の粒子を混合すること。grading/ size adjustment
粒度分析法りゅうどぶんせきほう粉粒体原料あるいは調合物を構成している粒子の粒子径の分布を測定すること。測定法には篩(ふるい),沈降速度,気体通過,光散乱を利用するもの等がある。grain size measurement/ particle size measurement
粒度分布りゅうどぶんぷ粉粒体を構成している粒子群の粒径がどの程度の粒径範囲にどのような割合で分布しているかを質量百分率で表したもの。grain size distribution / particle size distribution
粒度偏析りゅうどへんせき種々の粒径の粒子を混合したものが流動や振動の影響で粗いものと細かいものに分離すること。size segregation
リング巻きりんぐまきアーチの長手方向につなぎを取らない積み方。隣のアーチとの境が直線になるよう施工され,いも巻き(いもアーチ)ともいう。ring arch/ ring
リンテルりんてる炉の装入・抽出口などの上縁の横梁。lintel
るつぼ(坩堝)るつぼガラス・金属溶解用容器。pot/crucible
るつぼ窯るつぼかまるつぼを用いてガラスを溶融,清澄するためのガラス(主にクリスタル,レンズ用)用炉。pot furnace
冷間圧縮強されいかんあっしゅくつよさ室温で耐火物が押しつぶされるまでに耐えうる単位面積当りの最大荷重。→圧縮強さcold crushing strength/ cold compressive strength
冷却帯れいきゃくたい連続キルンの焼成帯末端から出口との間の部分。cooling zone
冷却盤/冷却箱れいきゃくばん/れいきゃくばこ高炉内張耐火物の冷却を目的に内張中に挿入されている水冷金属盤(又は金属箱)。れんが受けの効果もある。cooling plate/ cooling box
レオペキシーれおぺきしー適度に攪拌すると急激に固化する現象。rheopexy
レオロジーれおろじー物質の変形や流動を解析する科学。rheology
レキュペレーターれきゅぺれーたー燃焼生成物の熱を空気,ガスなどに金属あるいは耐火物の壁を通して伝達する連続的熱交換器。recuperator
レトルトれとると石炭,亜鉛,ソーダなどを加熱して蒸留または分解させるための耐火性容器。分析用器具もある。retort
レポール・キルンれぽーる・きるんセメント製造用キルンの一種。乾式粉砕原料に12〜13%の水分を添加してペレタイザーで7〜15oφのペレットとし,移動式グレート上にてキルンの排ガスと熱交換させ,か焼を行い,キルンに投入して焼成する形式のロータリーキルン。lepol kiln
レヤーれやーガラスを焼鈍する炉。ガラスの徐冷温度域内で熱処理をおこなう炉。普通は連続式のコンベアー式のものが用いられる。徐冷温度域とはガラスの内部歪を実用上適当と思われる早さで除去できる温度範囲で,徐冷点と歪点の間に相当する。徐冷点とは歪みを15分で除去できる温度をいう。歪点とは,それ以下の温度ではかなり急冷しても歪みを生じない温度を言う。徐冷点も歪点もガラスの組成,種類によって異なる。lehr
れんが研磨機れんがけんまき各種れんがやブロックの寸法修正や表面の平滑仕上などに使用する機械。回転する砥石で研磨する。brick grinder/ grinder for brick
れんがごてれんがごてれんが積みに使うこて。築炉工が通常使用しているれんが積み用のこては桃ごて,お多福ごての2種類である。いずれも先端がとがった丸みを帯びたこてであるが,お多福ごての方は手元側がふくれている。築炉工によっては耐火れんがは桃ごて,赤れんがはお多福ごてと使い分けている人もいる。trowel
れんが切断機れんがせつだんきれんがブロックなどの切断加工をする機械。brick cutter
れんが積みれんがづみ築炉すること。耐火れんがを使って工業用炉や溶融金属用容器を内張すること。bricklaying/ brickwork
れんが割りれんがわり構造体を構成するため個々のれんが形状を設計すること。構造体の強度,築炉作業能率,れんが製造技術を考慮して最も適したれんが配列,形状を決定することがポイントである。layout for bricklaying
連続窯れんぞくかま一基の窯内およびその前後で窯詰め,予熱,焼成,冷却,窯出しの全焼成工程が連続的に行われ,均質な製品が流れ作業によって生産される窯をいい,トンネル窯,輪窯,室窯,回転窯,ガラス溶融窯などがこれに属する。continuous kiln
連続鋳造れんぞくちゅうぞう溶融金属をインゴットにすることなく,連続的に直接スラブ(厚板),ビレット(柱状)する鋳造法。水冷鋳型と支持ロールからなる設備で,均熱炉が不用になり,圧延工程が効率化するので日本の製鉄業では急速に発展した。continuous casting
連鋳パウダーれんちゅうぱうだー連続鋳造で凝固シェルと鋳型の潤滑,抜熱制御などの目的で用いられる粉末。溶けた金属の熱で溶解し,鋳型−シェル間に流入する。溶融状態ではフラックスと呼ばれる。mo(u)ld flux/ mo(u)ld powder
"加熱,溶解,熱処理などの用に供するため,加熱装置を設け,内面にその用途,温度に耐える耐火材,断熱材でライニングを施したものを炉という。一般的にはkilnは陶磁器,耐火物,セメントなど主して焼成を目的とするもので窯の和文が多用され,ovenはretort,coke-ovenのように主に蒸焼きを目的とする炉で,その他の工業炉の大部分はfurnace と呼ばれている。"furnace/ kiln/ oven/ lehr
ろう石れんがろうせきれんがろう石(主成分はパイロフィライト)を主原料とした耐火れんが。取鍋などに用いられる。roseki brick
ロータリーキルンろーたりーきるん鋼板製の大円筒の内側を耐火物で内張し,勾配をもたせロール上に横に置き連続的にこれを回転させることによって原料を加熱処理するキルン。キルンの排出側からバーナーでキルン内を加熱する。セメント用では直径4〜6m程度,長さ50〜80mで3〜5%の傾斜があり,1分間に2〜3回転する。→回転窯rotary kiln
ローラーミルろーらーみるパンミル,フレットとも呼ばれている旧式の粉砕機であるが粉砕と混合を同時に行えるので現在も使用されている。2個の大きなローラが円板上を回転するとき砕料を円板とローラの間に挟み込みローラの重みにより押しつぶす。圧縮力と剪断力により粉砕される。中粉砕(10mm〜数百μm位の粒子の製造)に使用される。→エッジランナーroller mill
ロールクラッシャーろーるくらっしゃー反対方向に回転する2つの円形ロールを利用した粉砕機の一種。ロールの間で砕料を圧縮,剪断,摩擦して粉砕する。一方のロールは固定され,他方のロールはスプリングで押しつけられ,その調整でロール間隙を変えることができる。roll crusher
炉殻ろかく炉体を構成する耐火構造物の外周の鋼板製等の外皮のことで,炉体の変形,崩壊の防止や炉の気密性保持などのため必要。furnace shell
炉胸ろきょう→シャフトshaft/ stack
炉修ろしゅう工業炉の安定操業の維持のため耐火ライニングその他の修理を行うこと。furnace repairing
炉床ろしょう工業炉内の底面,床面をいう。hearth
炉団ろだん多くの炭化室,燃焼室から構成されるコークス炉の設備単位。battery
炉頂ろちょう炉の最高部または天井部を指す用語。crown
ロックウールろっくうーる主として玄武岩質の岩石を原料とする無機質繊維。rock wool
ロッドミルろっどみる粉砕子として金属棒を用いた微粉砕用の特殊粉砕機。rod mill
六方晶窒化ほう素ろっぽうしょうちっかほうそ窒化ほう素の低圧相。h-BNと略記される。黒鉛類似の構造を有し,白色を呈すこと,電気絶縁性,酸化開始温度が約900℃と高いことを除けば,黒鉛に似た性質をもつ。焼結体は金属溶解用るつぼ,熱電対保護管など,粉末は固体潤滑剤や離型材として用いられる。また,窒化けい素などとの複合耐火物として利用されている。hexagonal boron nitride
炉底ろてい炉の底の部分。高炉の湯溜まりの底部。転炉を直立させたときの底の部分。hearth bottom/ furnace bottom
炉内容積ろないようせき炉内部の空間部分の体積。なお,高炉等では生産能力の尺度となる。furnace inner volume
炉腹ろふく高炉のプロフィルの一部分の名称。高炉上部の下広がりになった炉胸と,上広がりの朝顔の間の垂直部分で,鉱石のガス還元が最も盛んなところである。バレルともいう。barrel
炉蓋ろぶたアーク炉,均熱炉,各種リングキルン,カーボン焼成単独窯,各種セラミックチューブ焼成炉,ピット形炉などトップチャージを必要とする炉の炉体上部の開口部をおおい,炉内からの熱放散を防止するもの。furnace cover/ furnace roof
炉壁ろへき工業炉の側壁部をいう。炉床,天井に対する語。furnace wall
ロングノズル/エアシールパイプろんぐのずる/えあしーるぱいぷ連続鋳造で取鍋からタンディッシュへ溶融金属を供給するときに用いる管状の耐火物。アルミナ・黒鉛質が一般的である。溶融金属を空気による汚染から守るために使用される。ladle shroud
ワーカビリティーわーかびりてぃープラスチック耐火物の可塑的変形能,作業性。指標としてワーカビリティーインデックスがある。workability
ワーカビリティーインデックスわーかびりてぃーいんでっくすプラスチック耐火物の可塑的変形能を表す指数。この耐火物の施工上の参考基準となる値。workability index
ワラストナイトわらすとないと天然あるいは人工のカルシウム・メタけい酸塩(CaO・SiO2)。ウォラストナイトともいう。wollastnite
割付けわりつけれんが積みを始める際に,れんがの配列,積み方などについて,あらかじめ適当なレイアウトを決めることをいう。layout/ bricklaying